空腹時にお腹が鳴る理由。止める方法は?

「グ〜〜」。いきなり鳴ってしまうお腹の音。

打ち合わせ中やエレベータの中など静かなときに鳴り、気まずい思いをした経験は誰もがあるのでは。僕は何度もあります(笑)。「なんでいま鳴るかなぁ」と思いつつ、ごまかそうと咳払いしたりして。

でも、どうしてお腹は鳴るのでしょう。

お腹が鳴るのはなぜ!?

医学用語では、お腹の鳴ることを腹鳴(ふくめい)というんだけど、理由は胃腸の収縮運動です。

人の胃は空っぽになりそうになると収縮運動がはじまり、小腸にその動きが伝わります。このときに消化しきれなかった食べ物のかすや水分、空気がかき回されて振動し「グ〜〜」という音が出ます。

違う言い方をすれば、胃腸が残った内容物を「掃除」し、次の食事に備えるための働き。トイレを流すようなものですね。だから、お腹が鳴るのは正常な生理プロセスで、異常なことではありません。

空腹時以外にお腹が鳴ることも

胃腸は働きモノなので、収縮運動は空腹時だけでなく、食後に活発になることもあります。食後は食べ物があるうえ、ガスも発生するので「さぁ、がんばるぞ！」と収縮運動がいっそう活発になるそう。

お腹の音は空腹時だけでなく、食後も注意しないといけないってことですね。

お腹が鳴るのを止めるには?

何かを食べればオッケー。胃腸は働きモノなうえ素直ないいヤツなので、ほんの少しでも食べ物が入れば、「はーい、終了しまーす！」と収縮運動をやめてくれるのです。

打ち合わせ中などで食べられないときは、水分を飲むだけでもいいし、飴を舐めるだけでも効果があるよ。

やっても無意味なことは?

静かなところでお腹が鳴ってしまい、なんとなくバツが悪くて、お腹を引っ込めたり、息を止めたりしてもダメ。僕、やったことある(笑)。無意味というより、多くの空気を消化器に送ることになるから、「グ〜〜」のパワーがアップしちゃうんだって。気を付けましょうね。

まとめ

お腹が鳴るのは、胃腸の収縮運動で正常な生理プロセスなので、心配はいりません。「でも私は恥ずかしいからいやよん」という人は、いつもペットボトルや飴などを待ち歩くといいでしょう。空腹時以外にもお腹が鳴ることあるし。

ただ、お腹が鳴るときに吐き気がしたり、下痢、便秘が続くようだったら、お医者さんに診てもらったほうが良いでしょう。