タピオカの飲み残し(つぶつぶ)を流しに捨てるのはNG!

タピオカの飲み残し(つぶつぶ)を流しに捨てるのはNG!
「このタピオカ、もう飲めないわ」
「オレもいらない。捨てちゃえば?」
「どこに捨てるの?」
「あそこの水道に流せばよくね? ツブも溶けるっしょ」

これは、公園で聞いたバカップルの会話。仲良くタピオカを飲んでたけど、女の子はもう飲めないらしい。それは仕方ないかもしれないけど、飲み残したタピオカを水道に捨てちゃダメ。
水道水でタピオカが溶ける!? そんなことあるわけないじゃん。

空前のタピオカブーム

ちょっと前から、タピオカがめちゃめちゃブーム。なんで、こんなに流行るの!? と首をかしげたくなるくらい、猫も杓子もタピオカ、タピオカ。

東京ではどこの繁華街へ行ってもタピオカショップみたいのがあって、若い世代を中心にテイクアウトしたタピオカを片手に歩いてます。中でも人気は、タピオカミルクティー。いまでも行列ができるショップはめずらしくなく、激戦区といわれている渋谷には80店ちかくあるらしい。

SNSにも可愛らしい容器に入ったタピオカミルクティーの写真がいっぱいです。

そもそもタピオカって何?

タピオカの原料は、「キャッサバ」という南米原産のイモの一種。キャッサバの根茎からつくられたデンプンがタピオカ。なんでキャッサバのデンプンを「タピオカ」と呼ぶのかというと、デンプンの製造法をブラジルの先住民のトゥピ語で「tipi’óka」というからだそうです。

タピオカは、どうやってつくるの?

キャッサバのデンプンは乳白色の粉末状で、専用の機械に入れてグルグル回転させると遠心力がかかって丸くなります。

それを「タピオカパール」というんだけど、タピオカパールを2時間くらい茹でるとタピオカのできあがり。

タピオカミルクティーなどの中に入っている黒いタピオカは、カラメルなどで色付けされたものです。


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流しに捨てちゃダメ

タピオカはけっこうお腹にたまるし、サイズが大きかったりすると、全部飲みきれないってことあるよね。もったいないけど、捨てましょというときに、タピオカ(のツブツブ)は流しに捨ててはいけません。

なぜなら、タピオカは溶けづらい。排水口がヌメヌメになるばかりではなく、大量に捨てると排水口の奥のほうにたまり、詰まってしまうこともあります。

タピオカは、ビニール袋などに入れて燃えるゴミとして捨てるのが正解です。

タピオカは太る!?

タピオカが溶けづらいのは、イモのデンプンだからで、デンプンの主成分は炭水化物。炭水化物はカラダを動かすエネルギー源になるけど、そのぶんカロリーは高めです。

乾燥させたタピオカパールは、100gあたり355Kcalもあります。ゴハンは、100gあたり168Kcal。タピオカパールをタピオカにするときに茹でるから、カロリーはグッと下がって100gあたり62Kcalに。ドリンクには100gも入ってなくて、大さじ1杯くらいだから、カロリーとしてはおそらく9〜10kcalだろうけど、たくさん飲んだり、甘いものを食べながら飲むと高カロリーといえるので気を付けましょう。

容器はポイ捨てせず、適切な場所に

タピオカはたいていテイクアウトして、買ったショップから離れて飲み歩くから、飲み終わったあとの容器の捨て場所に困るよね。ルールを守って捨てればいいけど、道端やゴミ箱じゃないところに放置したり、自販機の缶やペットボトル用の回収ボックスに無理やり突っ込まれていることも。タピオカの容器って大きいのが多いからね。でも、これはダメでしょ。

タピオカを飲み終わったら、容器は適切な場所に捨てましょうね。


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