ペンギン可愛い、ときどき見たくならない!?

ペンギン可愛い、ときどき見たくならない!?

ペタペタと歩いたり、スイスイ華麗に泳いだり。ペンギンって、いいよね。疲れると甘いものが食べたくなるみたいに、僕はときどきペンギンが見たくなります。
そんなときに行くのは、東京スカイツリータウンにある「すみだ水族館」。あまり広くないけど、ペンギンたくさんいるし、21時までやってる。ペンギンの水槽の前でビールも飲めるよ。

「ペンギン見たいなぁ」と思いながら見つけた、ペンギンにまつわる雑学(のようなもの)をちょこっとご紹介します。

ペンギンの種類が多いニュージーランド

ペンギン=南極、寒いところに住んでるんだよねって思ってない!? たしかに南極にはたくさんのペンギンがいるけど、ペンギンはオーストラリア、ニュージーランド、南アメリカ、南アフリカ、ガラパゴス諸島まで南半球の広いエリアに生息してます。

その中で、いちばん多くの種類のペンギンがいるのがニュージーランド。世界中にペンギンは18種類いるんだけど、ニュージーランドにはコガタペンギン、フィヨルドランドペンギン、キガシラペンギン、マユダチペンギン、ミナミイワトビペンギン、スネアーズペンギンという6種類ものペンギンがいるんだよ。

ちなみに、南極にいるのは、エンペラーペンギンとアデリーペンギンの2種類だけです。

ペンギンを世界でいちばん多く飼育している日本

日本の水族館・動物園には、およそ2,500匹のペンギンが飼育されています。へぇ、そうなんだ…とスルーしがちだけど、この数って世界で飼育されている約4分の1で、ダントツに多い。種類としては、世界中に18種類いるペンギンの11種類がいます。野生のペンギンが生息していない北半球で、数も種類もいちばん多いのが日本です。国の大きさから考えたら、ペンギン飼いすぎ!? これは日本人がペンギン大好きというのもあるかもしれないけど、温帯に住んでいるペンギンが暮らしやすい気候なのと、飼育技術の高さだといわれています。

ペンギンが北半球にいない理由

ズバリ、それは北半球にはエサが少ないから。

ペンギンの祖先は、ティラノサウルスなどが活躍していた白亜紀の後期に、いまも住んでる南極やニュージーランドあたりで生まれたらしいのね。それで巨大隕石が落ちて、地球の寒冷化が発生。恐竜たちは絶滅しちゃったけど、ペンギンは深海まで潜れたから生き延びることができたわけ。もっと住みやすいところはあるかなって北上してみたけど、赤道周辺に流れる暖流の海にはエサが少なかった。しかも、サメみたいな天敵もたくさんいた。ヒャー、こわいこわい、やっぱり生まれ育った南極周辺にはエサが多くて暮らしやすいねということで定住したらしいです。


スポンサーリンク

ペンギンは鳥なのに、泳ぐ姿が美しい

いまさらだけど、ペンギンって鳥なんだよね。南半球に生息している飛べない鳥の一種。日本では「人鳥」と書くこともあって、これは人間みたいに二足歩行するからでしょう。

飛べないけど、泳ぐとカッチョいいのがペンギンの大きな特徴のひとつ。水中ではハイスピードで、まるで空を飛んでいるかのようにスイスイ泳ぎ、水中から陸上にジャンプして飛び出る姿は圧巻です(と僕は思います)。

ペンギンは、ペットとして飼えるの?

犬や猫みたいに、ペンギンって飼えるのかなぁと思って調べてみました。結論から言うと、飼えます! 実際に飼ってる人もいるよ。ただ、水中と陸の両方で生活するから、めちゃめちゃ大変であることは間違いありません。

ペンギンって、いくら?

ペンギンの価格は、種類によって全然違うし、決まった金額はなく「時価」。高級なお寿司屋さんみたいだね。
種類は不明だけど、いちばんリーズナブルなのでも70万円以上。繁殖がむずかしいけど、エンペラーペンギンは人気があって1,000万円以上するらしい。くわしくは、取り扱い業者に確認してくださいね。

住むところとエサは?

水族館を見てわかるとおり、泳ぐことができる水槽と陸が必要です。水槽はプールみたいに広いほうがいいし、水はもちろん海水ね。エサは、新鮮なアジなどを毎日400gくらい用意しましょう。

温度管理は?

たいていのペンギンは、人が快適に過ごせる温度で生活できるから特別な温度管理は必要ないけど、暖かい地域に生息するペンギンは冬の寒さに弱いのでヒーターやストーブなどの暖房設備を。逆に寒い地域に生息するペンギンには冷房室などが必要です。温度管理を怠ると生命の危険にも関わるので、設備はきちんとしてくださいね。

その他の注意点

ペンギンは、基本的に1匹では生活できませんので多頭飼いしなくてはいけません。いくらかかるか、僕にはわかりませんが。
また、あらら体調がおかしいぞと思っても、ペンギンはほとんどの動物病院で診てもらえませんので、つねに健康管理には細心の注意が必要です。

チョーお金持ちならペンギンはペットみたいに飼えますので、ご検討してみてはいかがでしょう(めったにいないと思うけど)。もし飼いたいという方がいたら、水族館に相談したり、本を買って勉強してからのほうが良いと思います。


スポンサーリンク